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初詣に行きますか?

神田明神

恵方は5年周期で巡りますが、東京から見て川崎大師の方角が恵方になるのが5年に2回あります。
そして、明治5年に日本初の鉄道が新橋~横浜間に開通、明治18年に「初詣」の参詣客のために、急行が川崎停車場に臨時停車しました。
その後、参詣客目当てに、明治31年に大師電気鉄道(京浜急行の前身)が創設され、初詣のPRがされました。
初詣は、(当時は特別な時に乗る)汽車や電車で初詣に出かける「レジャー」として、定着していくことになったのです。

また、江戸時代には「初縁日」として、年の初めの縁日に合わせて、寺社にお参りしました。
それぞれの御利益に合う寺社に参詣するわけです。
現代では新暦でおこなうことが多いようですが、例えば1月3日の「初寅」には毘沙門天に詣でます。
「初卯」「初水天宮」「初観音」などがあり、川崎大師なら「初大師」の1月21日の参詣となります。
ただし「初午」は、2月最初の午の日(令和6年は2月12日)です。

神田明神では、企業が仕事始めに参詣することが、昭和時代以降の慣習となっています。
現代の「初詣」は、恵方や御利益に関係なく、いつどこに行っても良いという曖昧な感じですが、それも日本の信仰の特徴でしょう。

以上のような理由で、明治以降の風習である「初詣」の必要性や、場所・時期などは、各自で判断ください。
私は例年、立春を過ぎてから「恵方詣」をおこないますが、「初詣」はその年によって様々です。
では、なぜ私が、令和6年に限っては、「元旦に初詣」に行くのか?
前置きが長くなってしまったので、続きの記事で。

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